岩永なおゆき 駆けある記

 消費税増税、憲法改悪ゆるしません!

ふるさと余話

 10日は、広島で候補者会議がありました。
 じつは、この日の朝のブログのアップが列車の時刻に間に合わなくなり断念。
 
 10日の候補者会議もいろいろありました。
 その報告は後日ということにして、今回は、その途中切れとなった9日の分を紹介します。

 
 9日は、午後から、私の出身地の兵庫県美方郡新温泉町浜坂にいってきました。
 途中、11月24日に開通したばかりの「東浜居組道路」を初めて通りました。
 
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 トンネル内の距離1.8キロとありました。
 東浜から入ると、あっという間に居組側にでてしまいました。

東浜道路 ※鳥取県のホームページより

 「七坂八峠(ななさかやとうげ)」というくらい
 いくつもの上り下りと急カーブが連続する難所を通ってきた私にとって
 まるで夢のようでした。

 東浜の道路に、先日降った雪がわずかに残っていましたが

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 兵庫県側にはいると、雪の量はいくぶん多いようでした。

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 居組
 諸寄(もろよせ)
 そして塩谷トンネルをぬけると浜坂。

 浜坂港が見えました。

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 浜坂港は、いまズワイカニ漁の最盛期。
 私の同級生も何人か漁師をしているのですが
 同窓会の席で、この時期、カニを港に水揚げしたら
 「またすぐに漁にでるだ」といっていました。

 「忙しいだで、尚ちゃん」
 「がんばってよー、尚ちゃーん」
 「応援しとるだでー、尚ちゃーん」などと赤い顔をして
 わたしの肩に手をまわし
 そんな話をしてくれたのを思い出しました。

 浜坂の家の裏庭をみると、ここにも先日降った雪が残っていました。

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 変わった様子がないのを確認して
 仏壇に手をあわせたあと
 すこし、近所を回ってみることにしました。

 御屋敷町(おやしきちょう)というところに私の家はあるのですが
 タバコ屋の角をまがり
 
 昔、風呂屋さん
 トウフ屋さん
 そして針工場があった前をとおり

 つきあたりのちくわ屋さんの角を左に曲がって
 昔、米屋さんだった家の前をすこし下ったところに

 「ユートピア浜坂」という温泉施設があります。
 ※ユートピア浜坂

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 塩分を多少ふくんだ72度の温泉で
 ふだんは近場の人がおもに利用している温泉ですが
 夏場は、海水浴客など、県外の人もたくさん利用しています。 

 敷地のなかに、「温泉たまご」ができるレンガ造りのカマがありました。
 
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 木のふたをあけて、玉子をつるすと、ちょうど良い具合に「温泉たまご」ができるのです。

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 説明書きには
 
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 冬場は1時間程度

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 ふだんは30分でゆであがるとありました。 
 なぜか七二度とあるところ、テープで七一になっています。
 いまは71度なのでしょうか。

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 ぜひ、一度ためしてみてください。

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 ここは以前、旧浜坂町役場があったところです。
 その横には中学校の寄宿舎があり
 冬季には、通学距離が遠い地域の子ども達が寄宿していました。

 近所だったので、ときどき外から
 集団生活を「なにやら楽しそう」などと鼻をたらして
 興味しんしんでのぞいていたのを覚えています。

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 町内の観光案内の看板がありました。

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 わたしの生まれた家はこのあたりです。
 
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 看板には「海」のこと

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 「温泉」のこと

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 「文化・歴史」

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 「動植物」のことが紹介されていました。
 
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 「ユートピア」から、さらに道を下ると看板が立っていました。

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 「みんなげ湯の町25年」とかかれていました。

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 そして「温泉をありがとう」の石碑と、その横には源泉の沸き湯

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 神戸新聞の但馬版の記事がはられてあり

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 1978年に温泉が沸き出し、82年から各戸に配湯されたとありました。

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 御屋敷町の私の家にも温泉がひいてあります。
 
 蛇口をひねるとまさに「71度」の温泉が、ジョロジョロジョロと出てきます。
 なめると塩分があるのでしょっぱいのです。
 そして、石鹸があわだちません。

 そのため、別に湯沸しの湯が出るようにしているのですが
 やはり温泉はなにより体がぬくもります。
 そして、高齢者にとっては火事の心配もありません。
 
 温泉をひくまでは、ガス湯沸し機。
 その前は、灯油バーナー。

 さらに、その前は焚き木で沸かしていました。
 火をつけて湯をわかすのは父の仕事で
 そばに竹の筒がおいてありました。

 火吹き竹です。

火吹き竹


 さきに小さな穴があいていて
 これを吹いて火をおこします。

 ときどき、この火吹き竹で
 ほっぺたを大きくふくらませ
 赤い顔をしながら
 フー、フー吹いて
 あまり、むきになって吹きすぎて
 頭がボーっとなって
 くらくらめまいがしたこもありました。

 そして、浴槽はというと
 五右衛門風呂でした。

五右衛門風呂

五右衛門風呂 説明書き

 まさに五右衛門を煮たような(見たことはありませんけど)
 大きな釜がドーンとすえられていて
 半月型の木のふたをあけると
 湯のうえに丸い木の板が浮かんでいました。

 それを両足で、均等に力をくわえながら
 上手に沈めていくのです。

 でないと、失敗してひっくりかえしたりでもしようものなら
 直に釜に肌がふれ、これがとても熱いのです。

 湯船に両手をしっかりそえて
 そろーり、そろーりと 
 慎重に沈めなければなりません。

 それが、一丁前にできるようになったころ
 どんなもんだいと
 わたしも、ちょっと生意気ざかりになったころだったのではないでしょうか。
 

 そして、「浜坂先人記念館(以命亭)」※「浜坂先人歴史館(以命亭)」
 「ユートピア」
 「加藤文太郎図書館」と書かれた案内板がありました。 ※加藤文太郎記念図書館

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 これが「加藤文太郎記念館」です。
 じつは、わたしの高校時代の生物クラブの同級生や後輩が山好きで
 彼らも尽力して建てられたものです。

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 加藤文太郎は、新田次郎の小説「孤高の人」の主人公のモデルとなった人で

孤高の人

「不世出の登山家」といわれ、やはり但馬(豊岡市)出身の冒険家、故植村直己さんも、加藤文太郎のことを「最も好きな登山家」といって、彼にあこがれ登山の道に入ったいわれています。 

 小説を読んだ人でしょうか、お盆などには線香をあげに墓参りにくる人があるそうです。

 そういえば、母が昔「加藤文太郎の墓はどこだーなって、リックを背負った若いもんに訊かれた」といっていたことを思い出しました。

 そして、海水浴場「県民サンビーチ」まで0・5キロ
 清富「相応峯寺」1・5キロなどと書かれた道しるべが。

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 その「相応峯寺」と書かれた方を見ると
 お寺のある観音山(かんのんさん)と
 そのふもとに「障害者更正施設」の「浜坂温泉保養荘」が見えました。
 ※浜坂温泉保養荘

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 近所を回っているうちに、だんだんと暗くなり

 帰りの「東浜居組道路」のトンネルあたりでは
 すっかり夕闇につつまれてしまいました。

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 ところで、アルバムに、父がつとめていた居組小学校の写真が何枚かあったのを思い出し
 行く途中、いまは廃校となって「コミュニティセンター」になっている居組小学校にたちより
 何枚か写真をとってかえりました。

居組小学校の前庭

居組小学校の前庭

前庭につくられた池で泳ぐ鯉

 家に帰ってアルバムを開いて
 父が残した当時の居組小学校の写真をみると

 前庭の写真もありました。
 「昭和43年9月 前庭完成記念」とメモ書きされていました。

 1968年。
 この年が居組小学校「新築」の年でした。

 このころ、「学校の庭がどうした」「植木がどうした」「土をどうした」などと
 夕食のとき、母や私達に、楽しげに話す父の顔をおぼろげに覚えています。

前庭

 そして、「昭和43年度卒業生」と白抜きの文字が入った記念写真。
 それをぼんやりながめながら
 「昭和43年?」
 私が小学校卒業した年だと気がつきました。

 あらーっと思い、写真をよーくみると
 なんだ、みんな私の同級生ばかりではありませんか。

 私は浜坂小学校で、彼らは居組小学校。
 小学校と中学校は別々ですが
 高校はほとんどみんな浜坂高校の同級生たちばかりです。

 「やっと気がついたか」などと彼らにいわれたような
 それでいて、思いがけない発見に得した気分になりました。

Scan0282.jpg※前列右から4人目が父です。

 その同級生達が、かしこまってならんだ居組小学校の正面玄関の今の写真をみながら
 ちょっとノスタルジックな「ふるさと余話」でした。

居組小学校玄関 






 
 

 












  1. 2008/12/10(水) 05:49:42|
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