12日は、米子信用金庫、ハローワーク米子を訪問し、懇談をしました。
米子信用金庫では、常勤理事の山中浩二さんと総合企画部の山崎武さんからお話を聞きました。
こちらからは私と鷲見節夫西部地区委員長、松本松子米子市議、佐々木康子地区常任委員が参加しました。

山中さんは「100年に一度の危機といわれてはいますが、今のところ地元にガーンと来ているという状況にはないようです。ただ、これからジワリジワリと悪い影響がでてくるのかなと思っています」といわれました。
そして、「さほど影響を受けていないのは、外需の恩恵を、この地が受けてこなかったということであり、恩恵を受けてこなかったのに、さらに逆回転になることを心配しています」といわれました。
このあと日本共産党の「緊急経済提言」(11月11日)のポイントをお話したのですが
二人ともうなずきながら聞かれ
「なにより景気全体がよくなることが一番です」といわれました。
中小企業への融資・資金繰りの問題で、「しんぶん赤旗」日曜版の11月16日号をとりだして
一面の「メガバンク貸しはがし」を紹介しながら、いかに大銀行がひどい貸し渋り・貸しはがしをしているか

四面記事のグラフもしめし「12年間で84兆円も減少」と貸出高を減らしていることを話しはじめると
一瞬、その場に緊張した空気が流れました。
そして、二人とも、身を乗り出し、紙面をのぞきこみ、私の話を聞いていたのですが

「ただし、『地元密着の信用金庫や信用組合の貸し渋り・貸しはがしはほとんど聞きません。地元の金融機関はどこにも逃げられませんから、大銀行ほど『自行以外はどうでもいい』という倫理の欠如が目立ちます』」という箇所を声を出して紹介すると
のぞきこんでいた姿勢からソファに背をもたらせながら
「そのとおりです。そのとおりです。」とちょっと安堵の表情となって
「それが創業以来のわが信金の経営理念ですから」と
山中さんは、語気強く、わが意を得たりといった感じでいわれました。
となりでは山崎さんもうなづいておられました。
私が、「米子信金は1922年の創業なんだそうですね。大正11年、共産党と同じなんですよ。今年で68年なんです。」というと

「そうですか、ハッハッハッ」と声をだして笑われ
一瞬はりつめた緊張が、一気にとけて、場がなごみました。
「ですから、共産党となにか共通してるなと思ったんです。魂が」というと
「なるほど、そうですか。大銀行はそうでしょう」などといわれました。
午後からは、米子ハローワークを訪問。

所長の入江洋司さんと統括職業指導官の亀本明和さんからお話を聞きました。

入江さんは「ハローワークの責任の重さをひしひしと感じています」と冒頭いわれ
「今日は、人が少ないですが、いつもはこんなものではないんです。もっと多いんですよ」と。
そして「ところが求人が少ないですから、所長も回れということで、私自身も企業を訪問するのですが、そのなかで感じるのは企業の背負っている状況が大変きびしいということです。そのことを実感しております」と。
「求人を出そうかということになかなかならない。こちらも経営状況を聞いて、要望を聞くところで終わっておりまして、一人でも求人をという思いでおりますが、なかなか役割を果たせていないなと感じているところです」といわれました。
そして、「とくにこの山陰地区はほかが景気がよかったときも横ばいの状態できていたうえに、今回のアメリカの金融危機、リーマンショックですが、ちょっとでもあがるのならともかく、ガタンと落ちそうな状況で大変心配しているところです」と不安な思いを顔にだしていわれました。
そして、県内、米子での求人倍率などを
私たちのために準備していた資料で詳しく説明してくださいました。

とくに、全国の求人倍率が(平成20年10月)0.80倍にたいして
鳥取県全体で0.64倍ときわめて低く
米子はいくぶん高い0.75倍となっているものの
厳しさに変わりはないことを強調されました。
このあと、全国で吹き荒れている「派遣切り」の問題に関連して
日刊紙と日曜版の赤旗紙面をひろげ
厚労省が「不適切な解雇、雇い止めの予防などのための啓発指導」を求める緊急の通達を全国の労働局にだしたことを話すと
「えーえー、来ております。そして、すぐに相談窓口を設置するようにと、担当者をすみやかに配置するようにと連絡がありました」といわれました。
また、寮を追い出された派遣社員が路頭に迷い、ホームレス化している事例を話し、住居として雇用促進住宅を提供するように求めていることを話すと
「ええ、すでに手をうちつつありまして、米子市内では青木団地ほか二ヶ所の雇用促進住宅で受け入れることにしています」といわれました。
ただし、空き具合は10数戸とのことです。
「ぜひ、そのようなケースには迅速に対応してくださるようお願いします」というと
「当然です」といわれました。
このあと、「緊急経済提言」をざっと説明しました。
派遣労働がここまでひどくなる以前の派遣法改悪以前にまずもどし、非正規労働者を正規労働者に切り替えること
その雇用効果は8兆円であること
「日雇い型」とか「登録型」などは禁止もふくめてきびしく規制すべきこと
最低賃金は1000円を補償するため、中小企業には賃金助成すべきことなどを話すと
「わたしも、そうなればいいと思います」と所長さんはいわれました。
雇用保険では、積立金の6兆円のうち1兆円程度を今回解雇された労働保険未加入の派遣労働者にも生活支援などで使うことなどを話しました。
ここでも、日本共産党の「緊急経済提言」で通じ合う懇談ができること
そして、幅広い共同の力となることを実感しました。
帰りに、「これ蟹工船のカニなんですよ」と胸につけたバッチを指差すと
「あー、そうですか、なんだろうかと思ってたんです」と亀本さんが、のぞきこんでいわれました。
「ハイブレイクだそうですな」と所長さんも。
「20代の1割りが読んだそうです。」 というと
「わたしも労演(ろうえん)でやりましたよ」と笑いながら応じました。
最後は和やかななかで、1時間以上の熱のこもった懇談となりました。
玄関をでると、派遣会社の看板がでていました。

「派遣ぎり」の猛威がふるっていますが
反撃もおおきくひろがり、厚生労働省通達など、動かしつつあります。
大企業の理不尽をゆるさないたたかい
金融危機からくらしと営業をまもるたたかいにいっそう奮闘する決意です。






