ある小さな食堂を訪問したときのこと、60代の奥さんですが、一人で、テーブルにすわって帳簿づけをしておられました。
あいさつをすると、「それは、それはご苦労さんです。がんばってください」と激励してくださいました。
「ところで、どうです、ご商売のほうは?」とたずねると、「さっぱりですわぁ。毎日、2〜3人しかお客さんがない状態で、年金からもちだしとるようなことです」と。
聞くと、四年前にご主人がなくなり、いまは一人できりもりしているそうです。
「ここで商売をして40年近くになるですけど、とってもはやったときもあったです。二人でやっているときは、それなりにお客さんがあったですけど、一人になると、えらいもんですなぁ、一人になったなりに、お客さんもへるもんだなあとおもいましたわ」と。
見ると、カウンターには刺身や焼き魚などをのせた皿が、売れ残ったままおいてありました。
「そうですか。大変ですね。石油の値段があがっていますが、こっちのほうはどうですか?」と訊くと、「まあ、見てのとおりで、これは練炭火鉢です。近所の方が、よければどうぞって、くれたものです」と。
見ると、たしかに、立派な練炭火鉢があって、大きなやかんから湯気がシュンシュンと音をたてて沸いていました。
練炭は一個100円くらいで、一個で一日しっかりもつそうです。
「お客さんがおるときは、灯油ストーブとこれとでぬくめるですが。一人のときは練炭だけでがまんしとるです」と。
ここで、赤旗日曜版の一面を示して、「原油高騰」についてお話しました。奥さんは、「ようわかります。でも、こういう状況ですけえ、とっても新聞は読めません。でも、民商に入っていて、商工新聞はとっとるです」といわれました。
入党のすすめをした26歳の青年は、2年以上の派遣労働。「けっこう気に入っている」と話していましたが、労働法制の改悪で派遣や請負が青年労働者の半分をしめる状況になっていること、人件費抑制で大企業は空前の利益をあげていることなどを話すと、真剣に話をきいてくださいました。入党にはいたりませんでしたが、「考えて、また返事します」と云ってくれました。
赤旗の購読や入党にいたらなくても、こうして一人ひとりと一生懸命対話することの大切さを感じました。
この日の行動で、日曜版読者が3人増えました。
明日、あさっては西部地区で行動します。1月の党勢前進のためひきつづきがんばります。










